王様の耳はロバの耳。。。

誰にも言えないから。こっそり書く。

少し、はじめの頃を思い出してみた。

あたしたちが出会ったのは、仮想空間の中。アバターの二人は可愛い姿。

文字だけで、どのくらい話したのかな


今日も会えるかな?から始まって、明日も会える?てなって、何時から会える?てなって。。。


アバターだから、可愛いのよって。

そう何度も言ったのに。あなたは。


LINEを始めたら。

声が聞きたい!

顔が見たい!ばかりで。


朝のおはよう、から。

行ってきます。

お昼休憩のおしゃべり。

夕方の帰ります。ただいま。


おふろ入るね。

ご飯食べるね。

そして、寝るね、おやすみ。まで。


数限りなく、文字だったり、声だったり、笑顔だったりもしたね。


ただ、画面で見つめ合うのは、どうやっても、むりだったね。


遠くに住んでいても、まるで、一緒に暮らしているみたいだったよ。


でも、触れることもできない、匂いもない。

やはり現実感は希薄だったのかな。


とても楽しかった。幸せだった。


いつから、彼を疲れさせるようになったのか。


思い出せるかと思ったけども、わからないや。


この頃のあなたは。

なるほど、ひまわりの花言葉のようだったね。


そんなあなたを、好きになった。

まさか疲れさせてしまうなんてね。

あたしを見るのも嫌になるくらい疲れたならば。


どうぞ。ご自由に。としか、言えない


元の世界に、戻るだけ。


ただ、あなたのいた場所が。

ポッカリと空いて。

傷口となって。

痛いんだね。